プラクティスの試験

本日はプラクティス(実習)の年度末の試験日。みんなちょっと緊張気味[ぎみ]のようす。


ヨーガのプラクティスにはじつに様々なものがあります。
有名な「アーサナ」の他に、「プラーナーヤーマ(呼吸のテクニック)」、「クリヤ(特殊な器具や身体技法を用いた身体浄化法[じょうかほう])」、「バンダ(体の局所を収縮させるテクニック)」、「ムドラー(一定の呼吸を伴う身体運動。ちなみにアーサナは自然な呼吸で行う)」、そして「メディテーション(瞑想[めいそう])」。いろいろあるでしょ。

基本的なのは大体できるようになったんですが、ひとつだけどうしてもできないのがあります。クリヤ(身体浄化法)のひとつで「ダンダ(管[くだ])・ダウティ」というものです。この話を聞くと、多くの方がたぶん「ひいて」しまうと思いますが(笑)、あえて説明します。いかにヨーガが貪欲[どんよく]に人間の可能性を追求してきたか、その一端[いったん]を知ることができると思うので。

はじめに塩水を飲みます(1リットル弱くらいかな)。それからゴムチューブ(管)を口から入れ、喉[のど]→食道→胃まで入れます。チューブが胃まで達してから、お腹をへこませる(腹圧を高める)と胃の中の塩水がチューブを通って「ピュー」っと出てきます(サイフォンの原理)。「ダウティ」は他にもあって、それらはいずれも「消化器官の浄化」を目的とするとされています(ダンダ・ダウティでは塩水によって胃の中が洗浄[せんじょう]されます。しかし、わたしはむしろ、内臓感覚を覚醒[かくせい]させる効果の方がより重要ではないかと考えていますが)。

さて、本題[ほんだい]にもどって、これの何が難しいかというと、チューブをなかなか飲み込めないのです。何度やっても喉のところで止まってしまいます。ちなみにこういうのです。

(続きはまた後ほど。)