インド電話

数日前からすっきりしない天候が続いています。風が少し吹いていて、どうも低気圧のようです。困ったことに、わたしは低気圧になると体が重くなって動く気がしなくなります。昨日は終日[しゅうじつ]部屋でゴロゴロしていました。ウトウトしている間に、食堂での昼食の時間が過ぎてました。外にご飯を食べに行く元気もないので、宅配ピザを注文することに。ここは都会ではありませんが、観光地なのでピザ屋さんもあります。

ただ、問題がありまして、注文するには電話をかけないといけません。何が問題かというと、電話では普段の会話以上に言葉が通じにくいのです。日本語ネイティブ同士で話をしているときにはあまり深刻に考えることはありませんでしたが、いざ外国語を使うとなると、これは大問題です。

意思疎通が難しい理由の1つは、視覚情報が利用できないからだと思われます。コミュニケーションにおいては、相手の表情や動作、声のトーンなどから多くの情報を得ているみたいです。もう1つの理由はインド特有のものです。とにかく速いんです、しゃべるのが。インド英語の発音でガンガンしゃべられるとまったく理解できません。以前、航空会社に電話する機会がありました。聞き取れないからゆっくりしゃべってくださいとこちらが電話口でお願いしたところ、「うん、わかった」と言ってからまったく同じスピードで話を続けられた日にはもう笑うしかありませんでしたw わたしの印象ですが、インドの人たちは相手に配慮して自分の行動を修正するのがあまり得意ではないのかもしれません。

ピザ屋さんに電話をかけて「delivery」(配達)と言ったら、向こうの人に「は?」って言われました。3,4回言っても通じなかったので、電話番号を間違えたのかと不安になり「ピザ屋さんですよね?」って確認したら「そうだ」と自信たっぷりに応[こた]えてくれました。

ピザは無事に届きました。味は「可もなく不可もなし」です。でも、気軽にピザが食べられることには感謝しています。