試験最終日

試験の最終日、試験科目は「ヨーガと価値教育(Value Education)」。わたし自身よくわかっていませんが、簡単に言うとヨーガが文化の発展や道徳の向上にどう貢献[こうけん]するのかという内容のようです。本格的に勉強したらけっこう面白そうな内容です。

今回も試験準備は少ししかできませんでした。そのなかで、これは間違いなく出ると予想して集中的に準備したのが「サーンキャ哲学(Samkhya Philosophy)」です。サーンキャ哲学はヨーガを形而上学的[けいじじょうがくてき]に基礎[きそ]づける役割を担[にな]っています。毎年出題されているので、これだけはある程度答案を書けるように準備しておきました。ところが、最後の最後で見事に予想が外れてしまいました。問題を見ると、どこにもサーンキャ哲学がありません。ピンチ!

仕方がないので、簡単そうな問題を選び、その場で考えたことを書いて答案を埋[う]めていくことにしました。テスト最終日ということもあり、だいぶ疲れがたまってました。目を瞑[つむ]って何を書こうかしばらく考えていました。すると、誰かがわたしの名前を呼んでいます。隣の席のネギさんでした。

ネギさん「おい、起きろ!」

どうやら、いつの間にか寝てしまっていたみたいです(笑)。


「試験開始直後のネギさん」

気を取り直して試験に集中。すると今度は試験官がわたしのところにやって来ました。今日の試験官は男子学生の担任、若手[わかて]のラジニーシ先生。「試験が終わって15分後に卒業式があるから、そこでスピーチをしてくれ」と言われました。ちょっと待てラジニーシ、居眠[いねむ]りしていたヤツが言うのもなんだけど、いま試験中だぞ!しかも試験の15分後って、何を話すか考える時間ないじゃないか!

というわけで、それ以降はあまり試験に集中できませんでした。
今日の試験もけっこう厳しかったです。40点には届いていないような気がします。